以前書いた記事の続編です。
本記事では、アニソンの隠れた名曲、特にサブスクで探し出すことが難しい
「サブスク未配信の楽曲」にスポットライトを当ててご紹介します。
■選曲条件
・サブスク未解禁(2022/9/28現在、Spotify・Apple Music両方もしくはいずれか未解禁)
・女性ボーカル(個人的な趣味です)
・2010~2019年の間に発表されたアニソンから20曲(TVアニメの放送年)
※有名な曲は既にいろんな方が紹介されていると思いますので、なるべく避けるようにしています
- Ray of bullet - イリス・フレイア(日高里菜)/物部深月(沼倉愛美)
- 曖昧ヘルツ - 桐崎千棘(東山奈央)・小野寺小咲(花澤香菜)・鶫誠士郎(小松未可子)・橘万里花(阿澄佳奈)
- だって、ギュってして。 - 花谷麻妃
- 動く、動く - チト(水瀬いのり)・ユーリ(久保ユリカ)
- ネ!コ! - 高森奈津美(パトリシア・オブ・エンド) / 仙台エリ(黒木未知) / 浅川悠(夕莉シャチ) / 種崎敦美(明日原ユウキ)
- †吸tie Ladies† - ソフィー・トワイライト(富田美憂)、天野灯(篠原侑)、夏木ひなた(Lynn)、エリー(和氣あず未)
- カラーズぱわーにおまかせろ! - カラーズ☆スラッシュ【結衣(高田憂希)、さっちゃん(高野麻里佳)、琴葉(日岡なつみ)】
- hectopascal - 小糸 侑(高田憂希) 、七海燈子(寿 美菜子)
- PEARLY×PARTY - パーリィ☆フェアリィ(ナックラヴィ(茜屋日海夏)、ティターニア(高橋李依)、クーピー(東山奈央)、ブリギッテ(芹澤 優)、ボダッハ(三森すずこ)、ベトール(日高里菜))
- えんどろ~る! - 勇者パーティー【ユーシャ(赤尾ひかる)、セイラ(夏川椎菜)、ファイ(小澤亜李)、メイ(水瀬いのり)】
Ray of bullet - イリス・フレイア(日高里菜)/物部深月(沼倉愛美)
作詞・作曲・編曲:園田智也
収録:TVアニメーション「銃皇無尽のファフニール」Ray of bullet(2015)
TVアニメ「銃皇無尽のファフニール」エンディングテーマ。
楽曲を手掛ける「園田智也」は「Shocking Blue - 伊藤美来」などを手がける園田健太郎さんの別名。
ちなみに「ガラスの靴にMoonglow - 田村ゆかり」などの「木村有希」名義も同氏の別名です。
綿密さと強力なキャッチーさを併せ持った、個人的に好きな作曲家さんの一人です。
この楽曲もそんなメロディセンスが光る作品。特にサビのハモリ部分は叙情的で胸を締め付けられそうになるほど…。
小気味良い洗練されたアレンジも園田健太郎さん楽曲の特徴です。
曖昧ヘルツ - 桐崎千棘(東山奈央)・小野寺小咲(花澤香菜)・鶫誠士郎(小松未可子)・橘万里花(阿澄佳奈)
収録:曖昧ヘルツ(2015)
TVアニメ「ニセコイ:」エンディングテーマ。
イントロの「ランランラン~♪」のフレーズが印象的な一曲。
渡辺翔さんといえば、当時は「コネクト」とか「crossing field」とかアグレッシブな楽曲のイメージが強かったのですが、エモーショナル路線なこの楽曲は意外な感じがしました。
だって、ギュってして。 - 花谷麻妃
作詞・作曲・編曲:ボンジュール鈴木
収録:だって、ギュってして。(2016)
TVアニメ「くまみこ」オープニングテーマ。
「宅録系アーティスト」として活動を行っているボンジュール鈴木さんプロデュースによる楽曲。
あまり日本では耳にしないヨーロッパ方面のオシャレ要素を感じる楽曲を作られる方で、ファンシーだけどがっつりエレクトロもしている辺りがイカしてます!
Aメロのあどけないラップもキュートで良いですね。
動く、動く - チト(水瀬いのり)・ユーリ(久保ユリカ)
作詞・作曲・編曲:毛蟹
収録:動く、動く(2017)
TVアニメ「少女終末紀行」オープニングテーマ。
エンディングの「More One Night」は「ひげこれ!」の配信に伴い解禁済ですが、実はこちらは未解禁のままなんです…
明るいエレクトロにどこか寂しさが潜む楽曲。歌詞の言葉遊びも楽しい。
(アニソン派!おすすめプレイリスト(2021年春クール) Pick up SONGSコメントより)
Aメロの間の取り方は当時本当に新鮮で、初見は度肝を抜かれました。
ネ!コ! - 高森奈津美(パトリシア・オブ・エンド) / 仙台エリ(黒木未知) / 浅川悠(夕莉シャチ) / 種崎敦美(明日原ユウキ)
作詞:はと 作曲・編曲:森慎太郎(ミントフォレスト)
収録:TVアニメ ノラと皇女と野良猫ハートOP曲「ネ!コ!」(2017)
TVアニメ「ノラと皇女と野良猫ハート」オープニングテーマ。
CHUNITHM、maimai、オンゲキ等各種音ゲーにも収録されているので、知名度高めの楽曲かもしれません。
一曲を通してキャッチーに作られていながら非常にクセになる楽曲。聴きはじめは気づくとぐるぐる頭をかけ回って支配されているなんてことも…
†吸tie Ladies† - ソフィー・トワイライト(富田美憂)、天野灯(篠原侑)、夏木ひなた(Lynn)、エリー(和氣あず未)
作詞・作曲・編曲:園田健太郎
収録:†吸tie Ladies†/HAPPY!!ストレンジフレンズ(2018)
TVアニメ「となりの吸血鬼さん」オープニングテーマ。
「Ray of bullet 」に続き、園田健太郎さん楽曲2曲目。氏の楽曲は一回聴いて即「良い曲!」となる魅力があります。
こちらは軽快で、劇中の世界観を投影したスイーツのような一曲。全体的にキャッチーながら、ここぞというところでオシャレ感を出してくるあたりもさすがすぎてニクいです(笑)
カラーズぱわーにおまかせろ! - カラーズ☆スラッシュ【結衣(高田憂希)、さっちゃん(高野麻里佳)、琴葉(日岡なつみ)】
作詞:畑亜貴 作編曲:斉藤信治
収録:カラーズぱわーにおまかせろ!(2018)
TVアニメ「三ツ星カラーズ」オープニングテーマ。
キャッチーとは真逆を行くような、ゴリゴリに攻めたハイスピードオシャレ楽曲。
一見すると、オシャレさは作品の「幼さ」とはミスマッチになるかと思いきや、一曲通して聴くとベストマリアージュになっているとさえ感じます。
hectopascal - 小糸 侑(高田憂希) 、七海燈子(寿 美菜子)
作詞:中村彼方 作曲:本多友紀(Arte Refact) 編曲:脇眞富(Arte Refact)
収録:hectopascal(2018)
TVアニメ「やがて君になる」エンディングテーマ
>「やがて君になる」の物語をとおした、侑と燈子の気持ちの変化をテーマに絶妙な歌詞とメロディがクセになるエレクトロダンスミュージック!(YouTubeより)
百合作品の新たなファンを獲得した人気作のエンディングテーマ。
原作の世界観を楽曲に落とし込んだような一曲で、歌声を細切れにしたDÉ DÉ MOUSE的なサンプリングも印象的。
PEARLY×PARTY - パーリィ☆フェアリィ(ナックラヴィ(茜屋日海夏)、ティターニア(高橋李依)、クーピー(東山奈央)、ブリギッテ(芹澤 優)、ボダッハ(三森すずこ)、ベトール(日高里菜))
作詞・作曲:ORESAMA 編曲:小島英也
収録:PEARLY×PARTY(2019)
TVアニメ『叛逆性ミリオンアーサー』第2シーズンエンディングテーマ。
ORESAMA全開なディスコファンクが心地よい一曲。
分厚いグルーヴ感もさることながら、声優さんの声の良さを引き出す”合いの手”や、合唱のアレンジも絶妙。
ぽんさん歌唱のORESAMAももちろん大好きですが、他にも「アンチテーゼ・エスケイプ」「マーベラスサンデータイム☆★」などの提供楽曲も、いつものORESAMAとはひと味違う感じがあって良いですね。
えんどろ~る! - 勇者パーティー【ユーシャ(赤尾ひかる)、セイラ(夏川椎菜)、ファイ(小澤亜李)、メイ(水瀬いのり)】
作詞:栁舘周平 作曲・編曲:齋藤真也
収録:えんどろ~る!(2019)
TVアニメ『えんどろ~!』オープニングテーマ。
ゆるゆりで有名ななもり氏がキャラクター原案を手掛けたオリジナルアニメの楽曲です。
イントロ~メロまでは、まるで自分が冒険しているようなわくわく感。
サビに入ると、まさに物語の感動の最終章のような強烈な泣かせメロ。
ここまで曲を作品に寄せる技術ってすごすぎです…。
楽曲を手掛けるのは、以前の記事で取り上げた「Sweet Surrender」などを作曲された齋藤真也さん。凄腕です。
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以上、後半10曲をご紹介しました。
当初サブスク未解禁アニソンの定番「ぼなぺてぃーと▽S」 も入れようと思っていたのですが、直近でBD-BOX発売に合わせてサブスク解禁になったため除外に。
詳しい情報筋によると、サブスク未解禁の曲はレーベルごとだったり、著作権者不在(倒産など)の場合が多いそうです。最近は部分的に解禁されたり突如解禁されるケースも増えてきましたね。
皆さんのお気に入りの曲と出会うきっかけになれていたら幸いです!
それではまた!